「『大丈夫』しか引き出せなかった」 聞こえない “助けて”に耳をすませて
大事な人がリストカットをしている場合、周囲にいる人も心穏やかではいられない。
特に同居している家族ほど距離が近くない関係ーー交際相手という立場であればなおさらだ。
特に同居している家族ほど距離が近くない関係ーー交際相手という立場であればなおさらだ。
遠山怜
2026.06.20
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今回、取材した宮野隆さん(仮名・44歳)は、日本自傷リストカット支援協会に加入したメンバーのひとり。以前の交際相手が自傷当事者であり、彼女は入院を経て、現在は療養生活を送っているという。
訳あって、今は交際が終了している。それでも、隆さんはひとりの友人として、できることはないかと模索し続けている。
隆さん:「彼女は気持ちに波があって、自分で抱え込むタイプ。僕は『つらくなる前に連絡してね』といつも伝えていたけど、あの子は必ず『大丈夫』って言うんですよ。でも、本当は『助けて』って言いたかったんじゃないかと思うんです。もっと自分に何かできたはずなのに、それが悔しくて」